配線ダクトが誕生した歴史

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IT・通信関連生活配線ダクト

配線ダクトというアイテムをご存知ですか。これは日本が世界に誇れる画期的な設備であり、1955年に国内の大手家電メーカーが開発しました。この配線ダクトが登場するまでは、電気配線は室内・屋外でもむき出しで設置をされていたものです。現在のような強度のあるビニール配線ではなく、ポリプロピレンという太陽光線に弱いものでした。

屋外では劣化をしやすく、その影響で漏電といった火災も発生していたほどです。この問題を打開するために登場したのが配線ダクトで、当初は金属板で作られていたものでした。ダクトの内部は空洞になっていて、電線を10本以上束ねて収納してから壁などの敷設をしたというわけです。このため配線に直接太陽光線が当たることもなくなり、雨も掛からないので漏電を防げました。

現在主流のダクトは強化プラスチック製となっており、ダクト本体の価格が大幅にダウンしています。また豊富なカラーで用意されていることから、室内や屋外の景観を考慮することも可能です。昨今では一般家庭でも多くに家電製品があるため、家庭内でも配線ダクトを設置するところが多くなりました。一般家庭なら10mm以下の細いダクトを好まれており、壁や床の隙間に設置をします。

ホームセンター等で100円程度で購入することができ、DIYを駆使した形で自作をする方もいるほどです。世界各地でも配線ダクトは普及していて、日本の技術と開発力の高さを見出せるアイテムといえるでしょう。

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