電線を張るのが難しい沿岸ではケーブルを用いる

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IT・通信関連ケーブル沿岸

日本は海洋国であり入り組んだ海岸線が至るところにあります。それに、多くの島々からなる島国とも言えます。じつは、多くの島へと電気を通す電線を張るのは容易な仕事ではありません。事実、昭和の時代でもまだランプで生活していた島々がかなりあったのです。

そんな島々に電気の便利さを運んできたのが海底ケーブルだったといえます。通常は発電所から高圧線で運ばれてきた電気がトランスなどへ運ばれて、そこから再度細かく枝分かれして各建物へ運ばれていくわけですが、島へと運ばれる電気は太いケーブルに集められて沿岸から海底を通って島へと運ばれます。海底ケーブルは海底を這っているわけではなく、きちんと埋められています。この方法で日本各地の沿岸から島々へと電気が通じるようになったのです。

しかも、今では通信ケーブルも一緒に埋められていたりします。ここでは、ケーブルは大きな仕事をしてくれているのです。そのため、日本の沿岸部には、大事な施設がたくさんあります。それが、島の生活を支えてくれていると言っても過言ではありません。

もちろん大きな島には、それなりの発電所なども設けられています。今では電柱のある風景が美観を損なうと言われ出して、電線は地下を通すという地域まで出始めています。島々がランプの時代があって、まだ電柱の建っていなかっところもあり不便さんを先に感じるようなこともありました。ただ、そんな話とはまた次元の違う話にはなりますが、いまだに電柱がずっと立ち並ぶ広々とした田園の景色もまたノスタルジックな気持ちを掻き立ててくれるものがあります。

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