lanケーブルというと、大半の方がインターネットを利用するために必要なものと言われるでしょう。その通りであり、モデムと各情報端末をつなげてネットを利用することが可能です。もともとは電話線というスタイルで開発されたもので、その起源は1988年のオーストラリアとなっています。当時から現在と同じくグラスファイバーを使用して、光の乱反射でデータの送受信をなされていました。
1998年にブロードバンド網が世界各地で敷設されると、この高速通信を実現させるために、乱反射の機能を使用したというわけです。今ではネット通信用の機能しかないように考えられていますが、lanケーブルにはほかにも便利な機能があります。それが「ホームネットワーク」というもので、一般的にはローカルエリア通信と言われるものです。これを実現するには、lanケーブルを2台以上のパソコンに接続することになります。
ケーブルの両端はどちらも同じ形状のコネクターなので、どの端末でも端子は合います。またパソコンだけではなく、プリンターやFAXにも取り付けられるのがlanケーブルの特徴ともいえるでしょう。2台以上のパソコンを一括管理したり、一台のプリンターを共用することも可能です。おもに会社や病院・学校で活用されている機能で、大変便利です。
一般家庭でもすぐに構築することができるので、複数台の周辺機器をお持ちであれば一度は試してみる価値があるでしょう。
