結束バンドとは、複数のケーブルを束ねたもので、締め付けることでものを整える配線材料です。コードを束ねるときにこのバンドだと、固定されているため便利です。日本では50年くらい前から結束バンドの製品があり、耐久性や柔軟性があるので、配線結束用資材として、なくてはならないものになりました。このバンドの値段は様々で、安いものは百円ショップにあります。

書店やホームセンターにもあり、使用される材質はナイロンが一般的ですが、ポリプロピレンやポリアセタールなど樹脂でも作られています。日本では100％植物由来の環境にやさしい結束バンドがあるほか、材質にかぎらずサイズや形状も多岐にわたります。使用頻度に合った使い方をしましょう。また最近では改良が進み、横ずれ防止に優れていたり、柔軟性が増すことで作業がしやすかったり、アレルギー性でも抵抗なく使えたりして便利になってきています。

耐熱性や耐薬品性の製品も次から次へと登場してきました。名前も会社が生み出した独自のものもあります。インシュロックやインシュロックタイといった商標登録されている製品です。名前に独自性を持たせることで親しみをもってもらい長く大事に使ってほしいということでしょう。

また小さいものから、太陽光発電システム施工の大きなものまで、いろいろな製品に対抗できるようになってきました。国内では、これからもいろいろな製品が開発され、世界に負けない結束バンドが生まれてくるかもしれません。