寒冷地においてケーブルはどのような変化を経験することになるでしょうか。一つは固くなることです。気温が低くなることで、硬直したような状態になります。冬の寒い時にビニール製品が固くなることを経験したことがあるはずです。
逆に夏の暑い時期は、庭の散水用ホースが柔らかくなるのと同じです。ですから寒冷地で使用するケーブルはそれに対応したものでなければいけません。どこでも同じものを使うなら、作業の能率を下げてしまうことにもなりかねません。室内であるなら、エアコンを使うこともあるので寒くても対処できます。
しかし屋外ではケーブルが寒さにじかにさらされることになります。寒冷地でケーブルにカバーをするなら寒さ対策になるかもしれませんが現実的ではありません。パーツを海外から輸入したものを使う場合はとくに注意が必要です。日本の気候に対応していないことがあるからです。
たとえばある大手高級ブランドの製造過程では、高温多湿や乾燥した寒冷地での使用に耐えられるかをテストします。それほど地球上には様々な気候があります。どこでも同じケーブルを使うことは、作業全体に好ましくない影響を与えかねません。細かい点ではありますが、こだわることで仕上がりはまったくちがってきます。
正しい情報に基づいてどんなパーツを使うかを決定しましょう。インターネットの情報は真偽が保証されていません。なぜならその多くは広告目的だからです。広告のために情報を提供しているにすぎません。